こどもの定期管理型予防プログラム こどもの定期管理型予防プログラム

あなたのお口の健康をトータルサポートいたします あなたのお口の健康をトータルサポートいたします

お子さんに合わせたオーダーメイドの『定期管理型予防プログラム』

「キッズオーラルヘルスケアプログラム」とは、虫歯のリスク評価を行い、そのリスクに応じてお子さん一人ひとりに合わせた
予防プログラムの立案と、最小侵襲治療※の後に定期的なメインテナンスを開始するプログラムです。
当院ではこのプログラムを基に予防プランをご提案しています。

※最小侵襲治療…画像診断などの技術を応用し、肉体的・精神的負担を最小限にして、最大の治療効果を得ようとする治療法。

年齢別キッズオーラルヘルスケアプログラム

乳歯には大事な役割があります。
やがて抜ける歯だからといって、乳歯を粗末にしてはいけません。
乳歯の時期にきちんと咬む習慣を作ることで、健全なアゴの骨の成長と正しい噛み合わせを促し、さらには脳を刺激して知能の発達を助けます。
当院では虫歯予防だけにとどまらず、専用マウスピース『マイオブレース』を使った口腔機能育成のトレーニングも取り入れ、お子さんの正しい歯並びやアゴの発育も併せて診ています。お口の健康管理を安心してお任せいただけるよう、私たちも日々精進いたしております。
「キッズオーラルヘルスケアプログラム」で健康なお口づくりに取り組んでいきましょう。

はどんなことをするの?

当院では、予防を基盤とした検査を行い、継続的な定期管理を行っています。
もちろん、お子さんに痛みがある場合は応急処置を最優先にしますが、「悪いところだけ削って詰める」「痛いところだけ治す」という、歯科治療だけで終える診療は行わない方針です。
そのため、初期段階でKOHCP(キッズオーラルヘルスケアプログラム)に沿った診療を全てのお子さんに行い、唾液の検査も受けて頂いております。

検査・説明に約60分頂いております※
※検査の内容によっては2回に分けて行う場合もあります
唾液検査※
※唾液検査は保険適用外となります。

唾液を調べることにより、唾液の量や酸性を中和する能力、虫歯の原因となる菌の量を把握することができます。その結果によって、予防法も違ってきます。

PCRの確認
(プラークコントロールレコード)

プラーク(歯垢)の付着部位を調べ、記録します。必要に応じて、薬剤を用いて赤く染め出すことで、普段磨けていない箇所がわかります。

口腔内写真撮影
(6枚法)

診療前のお口の中を写真撮影し、記録に残します。虫歯や噛み合わせ、歯並びの状態や、予防プログラムの立案に役立てます。

レントゲン撮影
(バイトウイング法)/断層撮影

歯の状態を一本一本、詳細に確認し、把握するため、数本ずつレントゲンを撮ります。必要に応じて全顎の断層撮影も行います。

予防プログラムの立案

基本検査で取得したデータを元に、個別に治療と予防のプログラムを作成し、お子さんと親御さんに歯科衛生士が詳しくご説明いたします。

PMTC
(Professional Mechanical
Tooth Cleaning)

歯の表面に付着したプラーク(歯垢)をキレイにして、フッ素や虫歯予防の薬剤を塗布します。効果的な歯磨きの方法を親御さんへもアドバイスします。

歯面の清掃フッ素塗布TBI(ブラッシング指導)
再評価

PCR(プラークコントロールレコード)の確認を行い、初期治療及びセルフケアの結果を評価します。評価結果はお子さんと親御さんにお伝えします。

2回目のPCR
歯科医師による処置
(必要な場合)

歯科医師による虫歯の治療や、必要に応じて矯正治療なども行います。

虫歯の治療矯正治療
メインテナンス
(1〜6ヶ月に1度)

お子さんを担当する専任の歯科衛生士が、個別の予防プログラムに基づき、お口の状態に合わせた最適なメインテナンスを行います。

国家資格を持った口腔衛生管理の
プロフェッショナルが担当します

質の高いメインテナンス

当院には歯科衛生士歴10年以上のスタッフをはじめ、確かな技術と実績を持つ歯科衛生士が在籍しています。専用の器具でプラーク(歯垢)、歯石、着色を一本一本丁寧に除去します。また、ご自宅での効果的なブラッシングのアドバイスも行います。

専任の担当者がじっくり長くお付き合い

患者さん一人ひとりを、専任の歯科衛生士が責任を持って担当します。
しっかりと寄り添いコミュニケーションを取りながら進めますので、患者さんの想いや日常生活についてなども遠慮なくお気軽にお話しください。
最適なケアやメインテナンスをご提供します。

口腔機能育成に力を入れています

骨格は、お母さんのお腹で育つ過程の様々な要因により、生まれつき歪んでいるケースもあるという研究報告があります。
当院では、お子さんのアゴの位置や噛み合わせの問題を永久歯に生えかわる前から解決するマウストレーを用いた治療を取り入れています。
噛み合わせ相談も受け付けておりますのでお気軽にご相談ください。

健康な歯。それは親から子にできるかけがえのない贈り物です。 健康な歯。それは親から子にできるかけがえのない贈り物です。

医療技術がどんなに進歩しても、新しい材料が開発されても、持って生まれた自分自身の歯に勝るものはありません。
想像してみてください。もし、自分の歯が一度も虫歯になったことがなく、美しい歯並びでしっかり咬む事ができたなら、どんなに素敵なことでしょう。
歯は一生の財産です。健康な歯は、親から子にできる最高のプレゼント。
私たちと一緒に、お子さんの健やかなお口を守り育てていきましょう。

大人が守る、子どもの歯

大人が守る、子どもの歯

お子さんの歯を守るのは、大人の役目です。
10歳くらいまでは、お子さんの口の中は大きく変化し、とても虫歯ができやすい状態になっています。お子さんが小さいうちは親御さんが仕上げ磨きを行い、虫歯ができないようにしっかり見守ってあげましょう。
一見虫⻭がないように見えても、虫⻭が隠れていることもあります。特に⻭と⻭の間や見えにくい奥歯は要注意で、レントゲンで確認しないと見つからないことも多くあります。
萌出後間もない乳歯はとても柔らかい歯質なのでデリケートです。注意を怠ってしまうとすぐに虫歯になってしまいます。
定期的なメインテナンスとともに、ご自宅でもお子さんの大切な歯を守りましょう。

毎日の歯磨きでフッ化物の活用

毎日の歯磨きでフッ素配合の歯磨き粉・ジェルを使用すると、⻭質が強くなります。
また、フッ素は虫⻭予防にも最適で虫⻭菌の働きを抑制する効果もあります。
お子さんのすきな味がついているフッ素ジェルも販売されているので、お子さんに合った物を選びましょう。

親子で一緒に「仕上げ磨き」

小さなお子さんは歯磨きが上手にできるようになるまで時間がかかります。
キレイに磨ききることは難しく、親御さんのサポートが必要です。お子さんご自身で⻭磨きをした後は仕上げ磨きをしてあげましょう。
また、虫⻭は⻭と⻭の間からなりやすいので、フロスで⻭の間を掃除してあげると、より虫歯予防効果を発揮します。

おやつに注意

幼稚園や保育園に通うようになれば、環境にも変化が訪れ、甘いものについて無防備になりやすい時期でもあります。色々なおやつを食べるようになると、甘いものをどんどん欲しがり、コントロールができていないと一気に虫⻭ができてしまうケースもあります。
虫⻭になりにくいおやつに変えてあげるなどの工夫も必要です。
お子さんが甘い物を大好きになってしまうと、虫⻭になるリスクも高くなるので、たまにお楽しみとして与える程度にしてあげることで、虫⻭予防に繋がります。

お子さんが「楽しい!」と
通える工夫を凝らしています

子ども目線の治療

お子さんが嫌がっている状態で治療を進めることは絶対にありません。
お子さんの治療のためには、専門的な小児歯科の知識と技術、精神面や情緒面への理解とその場にあった対応法が必要となります。
当院では、Tell Show Do法やTalken Economy法、Modeling法などを活用して、お子さんとのコミュニケーションをとりながら治療を進めていきます。

Tell Show Do法

歯科治療に対しての恐怖を克服させて治療に協力的にさせる方法

Token Economy法

お子さんが治療に協力してくれた時に、「ごほうび(トークン)」を与えるという方法

Modeling法

他のお子さんが上手にやっている姿や治療中のVTRを見せて模倣させることで、お子さんに協力してもらう方法

お子さんの健康に対する自立心を育てます

お子さんが楽しみながら、自らが歯を大切にしようとする気持ちを持つことが、予防歯科のスタートです。
もちろん、それと同時に親御さんの意識改革もしてもらう必要があります。
お子さんの健康は、親が守る。そして、お子さん自身の健康に対する自立心を育てるのが、私たちの役目です。
各ご家庭やお子さんの成長にあわせた予防プログラムをご提案し、正しい口腔ケアと予防知識の指導を行います。

歯医者さんでの頑張りをたくさん褒めてあげてください

⻭科治療はお子さんにとっては、大人が思うよりとても大変なことです。
最初はなかなか治療が進めなくても、ご自宅で親御さんに褒めてもらうことで、お子さんはどんどん歯医者が好きになり、リラックスして治療ができるようになって行きます。
どんなに小さいことでも構いません。できる限り、⻭医者さんでの頑張りを褒めてあげてください。

お子さんのお口の環境は、歯の生えかわりや体の成長とともに変化していきます。
個人によって成長の速度は違いますし、時には心の成長も考える必要もあるため、深い理解と各年齢での発育状況を考慮した治療が求められます。
幼少期のお口のメインテナンスは、お子さんのその後の心と体の発達に大きく影響するためとても重要なことなのです。特に10歳くらいまでは口の中の変化が大きく、虫歯ができやすい状態になっています。
やがて抜ける歯だからと乳歯を粗末にするのではなく、未来の健康な永久歯に繋がる「歯育て」をしましょう!