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歯を失う原因の3割は虫歯です

永久歯は親知らず(第三大臼歯)を含めて32本。
その最大の敵である「虫歯」は早期発見、早期治療で治すことができます。
虫歯について学び、できるだけ早い段階で治療しましょう。

「虫歯」は歯が溶けてしまう病気です
虫歯は、口の中に住んでいるミュータンス菌などの細菌が歯に付着した汚れを食べた時に酸を産生し、その酸によって歯が溶けてやがて歯に穴が開いてしまう病気です。虫歯は歯周病と同じように、重症になるまでは自覚症状が少ないため自分では気づきにくいので注意が必要です。
歯に穴が開く前に発見できれば元の状態に戻すことができるので、定期健診が大切と言われるのはそのためです。
虫歯の進行について

むし歯の主な原因菌であるミュータンス菌は、糖質(主に砂糖)をエサにしてネバネバした水に溶けにくい「グルカン」という物質をつくり、歯の表面に付着します。このグルカンは粘着性が強いので、多くの細菌がくっつき合い大きな塊に成長していきます。これが「歯垢(プラーク)」です。このプラークはミュータンス菌をはじめ、さまざまな細菌のすみかになります。また、プラーク中でミュータンス菌は、砂糖を分解(代謝)して「酸」を作ります。この酸によって、歯の表面のカルシウムが溶け出し(脱灰)、やがてむし歯ができます。歯は血管と神経が通う歯髄を、軟らかい象牙質の層がコーティングし、その表面を硬いエナメル質が守っています。歯ぐきより下部の歯根部には歯を支える歯槽骨などがあり、虫歯はエナメル質→象牙質→歯髄→歯根部と進行していきます。

C1
エナメル質の虫歯

エナメル質の虫歯は、表面のエナメル質のみにできます。エナメル質には神経がないため、自覚症状に乏しく、痛みを感じにくいため、放置されやすいのが難点です。

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C2
象牙質の虫歯

エナメル質の虫歯を放置すると、さらに奥に進行して歯の本体ともいうべき象牙質まで広がります。ここでは冷たいもの、甘いものがしみるようになります。

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C3
歯髄まで進んだ虫歯

象牙質の奥にある歯髄まで進行すると神経に響いて強い痛みに悩まされます。俗に「神経」と呼ばれる歯髄を取り、根っこを治療して補綴物をかぶせます。

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C4
歯根部まで進んだ虫歯

歯ぐきに隠れた歯根部まで進み、根元に膿がたまります。膿が大きくなるほど治療は難しくなって抜歯をすることもあり、歯槽骨が原因菌に感染する恐れもあります。

虫歯の原因

食べ物を摂取すると、歯垢(プラーク)中の原因菌によって酸が作られます。そして、その酸によって歯の表面からカルシウムイオンやリン酸イオンなどのミネラル成分が溶けだします。これを「脱灰」と言います。
一方、唾液中の浄化作用や緩衝作用によって口の中のpHが中性付近になると、唾液中のミネラル成分が歯に戻り、健全な状態へ戻そうと働きます。これを「再石灰化」と言います。
虫歯になりやすい人とそうでない人がいますが、それは「食習慣」「歯質」「細菌」の3つの要因が関係しています。甘いものを食べる「食習慣」が細菌の餌を増やし、歯磨きをしなければ「細菌」が増え、「歯質」が弱いと歯が溶けやすくなります。このように口の中の環境が悪いと「脱灰」と「再石灰化」のバランスが崩れ、虫歯が発生します。したがって、虫歯菌が多い人、歯の質が弱い人、唾液量が減っている人、間食や甘いものを多く摂る人は、虫歯になるリスクが高いのです。食習慣やお口の衛生状態をコントロールすることで、虫歯は予防できます。

食事とpH(ペーハー)の関係

食事をとるたびに、口腔内は数分で酸性になり(pHが低くなる)、歯の表面の成分(カルシウム・リン)が溶け始めます(脱灰)。
40分ぐらい時間がたつと、pHは高くなり、溶かされた歯の成分は元に戻ります(再石灰化)。

口腔内pHの変動パターン
朝食、昼食、タ食を定期的に取っていると、唾液の力で酸は中和され、歯の表面は再石灰化されます。
夜、寝る前に飲食すると、睡眠中は唾液の分泌量が著しく低下するため、酸にさらされる状態が長くなります。
食事の間に、おやつや夜食など頻繁に飲食すると、口腔内の酸性状態が長くなり、脱灰が連続することになります。
唾液の量や質が劣っていて、酸を中和する能力(唾液緩衝能)が低い人の場合、飲食後、中性に戻るのが遅く、酸性状態が長くなります。
虫歯の予防
虫歯の予防には「正しいブラッシング」と「小まめなうがい」が効果的です。ブラッシングで口の中を清掃(プラークコントロール)して、虫歯菌を取り除くことができます。再石灰化を早めるために、フッ素入りの歯磨剤を使うのも良いでしょう。
また、食べるたびに歯を磨くのは大変なので、甘いものをよく食べる方やスポーツ飲料や清涼飲料水をよく飲まれる方は、小まめなうがいをすることで口の中が酸性の状態にならないようにしましょう。
虫歯は進行すればするほど削る量や治療回数、治療費が増える病気です。早めに発見することが虫歯から歯を守る秘訣です。自覚症状が出る前の虫歯なら、歯を削ることなく治療することが可能な場合もあります。しかし、自覚症状のない虫歯を自分で発見するのは至難の業なので、削らずに済む初期の虫歯のうちに発見できるよう、定期健診で歯科医師や歯科衛生士にチェックしてもらいましょう。
フッ素の効果
フッ素は、虫歯予防に関する様々な働きをしてくれます。

❶ 酸の産生を抑制

歯磨きで落としきれなかった歯垢(プラーク)が作る虫歯の原因菌の働きを弱め、歯垢(プラーク)が作る酸の量を抑えます。

❷ 再石灰化の促進

歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進させます。

❸ 歯質強化

歯の表面を酸にとけにくい性質に修復します。
特に乳歯や生えたての歯は軟らかいので、フッ素配合の歯磨き剤を使い、歯質強化に努めましょう。
フッ素の利用方法

フッ素の利用方法には3つあります。特に、最も身近で手軽なフッ素配合歯磨き剤は毎日使用し、その他の方法と組み合わせるとよいでしょう。

❶ フッ素配合歯磨き剤

歯磨きのたびに使用すると、磨いている間の効果に加え、歯磨きをした後で、口の中の歯や粘膜に残ったフッ素が少しずつ唾液にまざり効果を発揮し続けます。虫歯予防の効果を高めるには、長い時間フッ素が口の中にとどまっていることが大切です。歯磨き剤の使用量やみがき終わった後のうがいの方法にも気をつけましょう(歯磨き後のうがいは5~15mlの水で1回程度にする)。

❷ フッ素洗口

4歳以上からフッ素洗口液でブクブクうがいをする方法です。1日1回または1週間に1回の利用法があります。家庭や幼稚園・保育園では1日1回、小・中学校では1週間に1回がすすめられています。継続して使用することで予防効果が高まります。歯科医院から入手するか、要指導医薬品取扱店で購入することができます。

❸ フッ素塗布

歯科医院などでフッ素を歯に直接塗る方法です。年に数回塗布します。生えたての歯は歯の質が弱い(未完成)ので、特に効果的です。1歳半頃から行うことができます。

唾液の働き
唾液には口や体の健康に関わる、さまざまな働きがあります

唾液は、主に、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの大きな唾液腺から、1日に1000~1500mlほど分泌されます。唾液には、健康に関わるさまざまな働きがあります。例えば、食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたりする働き。それから、口の中の汚れを洗い流す、酸を中和して口の中を中性に保つ、細菌の繁殖を抑える、再石灰化によって虫歯を防ぐといった、口の中を清潔で健康に保つ働きがあります。

唾液の分泌量は、ストレスや疲れ、加齢などに伴って減少

唾液の分泌は、夜寝ているときに少なくなります。そのため、夜間に口の中で細菌が繁殖しやすく、朝起きると、口の中がネバついたり、口臭が気になったりしがちです。そのため、就寝前にはよりていねいなケアを心がけることが大切です。また、唾液の分泌量は、ストレスや疲れ、加齢、薬の副作用などで減少することもあります。口の渇きやネバつきを感じることが多い場合には、食事の際にはよく咬むようにしましょう。また、梅干などのすっぱいものを食べると、唾液の分泌量が増えます。朝など、唾液が出にくいと感じるときは、すっぱいものを食べるのも、ひとつの方法です。
さらに、唾液腺のある場所を軽くマッサージしたり、舌を意識的に動かしたりすることも、唾液の分泌を促すのに有効です。

虫歯のリスクを調べる「唾液検査」
歯とお口の健康を守るためには、歯科医院での定期的な健診を通じた「プロフェッショナルケア」と、歯科医師や歯科衛生士
の指導に基づいて自宅で行う「セルフケア」を合わせて実践していく「予防歯科」がとても重要です。
しかし、きちんとセルフケアを行っているのに、虫歯や歯周病になってしまうという方もいるかと思います。そこで注目したいのが唾液の存在です。唾液には口の中の食べ物の消化を助け、細菌を洗い流すなどの作用がありますが、健康状態を知ることができる優れた情報源にもなります。たとえば、唾液に含まれる成分や菌の数を調べることで、歯と歯茎の健康や口内の清潔度まで調べることができます。歯とお口の健康を守るには、一人ひとりに合ったケアが大切です。唾液検査でお口の中の状態を知ることから始めてみてはいかがでしょうか?
唾液検査を行うことで、問診や視診では把握できないカリエスリスク(細菌、食生活、唾液の質など)を知ることができます。虫歯菌であるミュータンスとラクトバチラスの成育状態、そして唾液の分泌量と緩衝能がわかることで、一人ひとりのリスクを個別に把握でき、根拠に基づいた予防プログラムを立てることができます。
当院では、唾液検査キット【Dentocult】を使用しています。このキットは、WHOの疫学調査で使用されているほか、公的機関、予防歯科医療の進んだ欧米の多くの大学で導入され、日本の大学でも広く普及している世界標準の検査キットです。
こんな方におすすめです
● 自分の虫歯リスクを確認したい方
● 歯をしっかり磨いてるのに虫歯が再発してしまう方
● 根拠に基づいた予防プログラムを受けたい方
● 自分が虫歯に苦労したから、子どももそうなるのでは…と心配されている方
● 乳歯から永久歯に生え変わるタイミングのお子様
● 産まれてくるお子様のために「マイナス1歳から始める虫歯予防」に取り組みたい妊婦さん
唾液検査の流れ
❶ 唾液を摂取し、量と質を調べます
パラフィンワックスを全顎でまんべんなく咀嚼し、唾液やプラークを採取します。
❷ 摂取した唾液で精密な測定を行います

摂取した唾液は唾液検査専用の定温器(37°C)で96時間保管し、その後、精密な測定を行います。検査はおよそ20~30分程度で終了します。
・唾液分泌量を測定
・唾液緩衝能を測定
・ミュータンスレンサ球菌を測定
・ラクトバチラス菌を測定
※ 検査結果がでるまでに、最短で5日程度お時間をいただいております。

❸ 検査結果をお伝え、一人ひとりに合わせた予防プログラムを作成します

検査結果をデータ化してご説明します。実際に目でわかるように、細菌コロニーの実物をお見せすることもできます。グラフ化された検査結果や表をもとに、患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせた予防プログラムを作成します。

カリエスレーダーチャート
左図は、カリエスリスクの「レーダーチャート」です。虫歯になる条件や虫歯を防ぐ抵抗力などを、サリバテスト(唾液検査)によって調べます。また、食事回数や食習慣、予防のためのフッ素利用などは簡単なアンケートでチェックします。虫歯になりやすいか否かの判定は、これらのアンケートと唾液検査の結果を総合して行います。
唾液検査は“リスクを評価して終わり”ではありません!

唾液検査の目的は、検査結果でわかった情報をもとに「なぜ虫歯になってしまうのか?」「虫歯になる原因は何か?」「自分にぴったりの予防法はなにか?」をしっかりと理解して、2度と虫歯にならない人生を送るための検査です。いつまでも健康な歯をキープできるように、藤井歯科医院では患者様を全力でサポートを致します。

検査の前に気をつけること

● 検査1時間前は飲食・喫煙・歯磨きは避けましょう
● 検査直前の激しい運動は控えましょう
● 検査6時間以内は殺菌作用のある研磨剤や洗口液の使用は避けましょう
● 検査時は口紅やリップクリームの使用は避けましょう
※ 検査1ヶ月以内に常用薬以外のお薬を服用する場合はスタッフにお伝えください。

検査費用  唾液検査費用… ¥3,000 + 税

なるべく痛くない・削らない・抜かない治療
以前は虫歯の治療は歯を削って詰めものをするのが主流でした。
しかし、削ってかぶせ物や詰め物をしても元の状態に戻るわけではありませんし、一度で一生使い続けられる物でもありません。かぶせ物や詰め物が磨耗することで歯や歯茎との間にすき間ができ、そこからまた虫歯になってしまう可能性も高くなります。
そこで、藤井歯科医院では、虫歯の早期発見・早期治療に努め、なるべく削らない・抜かない治療に取り組み、MI(Minimal Intervention=最小限の侵襲)という考えのもと、歯をより多く残すことに努めています。
患者様に痛くない治療を
昔ながらの「歯医者=痛い」というイメージを覆すために、当院では、表面麻酔の使用や電動注射器の導入など、積極的に無痛治療を取り入れています。

虫歯治療 - 歯が痛い・しみる
歯周病治療 - 歯茎から血が出る、歯がグラグラする、口臭がする
補綴治療 - 歯が欠けた、詰め物・かぶせ物がとれた、咬み合わせが気になる
義歯 - 歯が抜けた、入れ歯が合わない
小児歯科 - 子どもの歯を守りたい
虫歯治療 - 歯が痛い・しみる
歯周病治療 - 歯茎から血が出る、歯がグラグラする、口臭がする
補綴治療 - 歯が欠けた、詰め物・かぶせ物がとれた、咬み合わせが気になる
義歯 - 歯が抜けた、入れ歯が合わない
小児歯科 - 子どもの歯を守りたい
予防歯科 - 虫歯や歯周病になりたくない
口腔外科 - 親知らずが痛い、顎が痛い
インプラント治療 - 失った歯を補いたい、自分の歯のように咬みたい
矯正歯科 - 歯並びを治したい
審美歯科・ホワイトニング - 銀歯が気になる、歯を白くしたい
予防歯科 - 虫歯や歯周病になりたくない
口腔外科 - 親知らずが痛い、顎が痛い
インプラント治療 - 失った歯を補いたい、自分の歯のように咬みたい
矯正歯科 - 歯並びを治したい
審美歯科・ホワイトニング - 銀歯が気になる、歯を白くしたい