入れ歯が合わなくて困っていませんか?
歯を失ったときの補綴(ほてつ)治療には、入れ歯・ブリッジ・インプラントという3つの治療法があります。
その中でも、最も長い歴史があり、現在も多くの方に選ばれているのが「入れ歯治療」です。
「入れ歯治療」は、歯型を採取して入れ歯を製作し、調整を加えていくという手順で治療が進められるため、患者様の身体への負担が小さい治療です。
自分に合った入れ歯を入れていますか?
入れ歯のお手入れ方法について
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食後
食後は速やかに外し、食べかすなどの汚れを丁寧に洗い落としましょう。通常のブラシや歯磨き粉は入れ歯を傷つけてしまいますので、必ず入れ歯専用のものを使用しましょう。
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洗浄剤の使用
2~3日に一度程度、入れ歯専用の洗浄剤を使って洗いましょう。普段のお手入れだけでは落としきれない細菌も除去できます。
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歯科医院で調整
入れ歯は、使い続けている間に少しずつ形が変化し、お口に合わなくなっていきます。合わない入れ歯は口腔内を傷つけたり、食事や会話などの妨げになったりしますので、定期的に歯科医院で調整してもらいましょう。
お手入れがうまくできていない場合に起こるトラブル
- 義歯性歯肉炎
- 誤嚥性肺炎
- 口臭の発生
- 入れ歯への色素沈着・変色
- 入れ歯への歯石沈着
- 入れ歯が当たる部分が残った歯に虫歯や歯周病を引き起こす
保険と自費の入れ歯の違い
保険の入れ歯 | 自費の入れ歯 | |
---|---|---|
素材・構造 | 制限がある(レジン床・金属バネ) | さまざまな素材や構造から好きなものを選べる |
費用 | 安い | 高い |
治療期間 | 短い(早ければ1ヶ月で完成) | 長い(選んだ素材・構造による) |
審美性 | 見た目が不自然 | 自然で美しい |
使用感 | 慣れるまで違和感がある しっかり咬めない |
自分に合ったものができる 硬いものもしっかり咬める |
FALSE TEETH
5つの代表的な入れ歯のご案内
私たちは最高の素材と技術で、さまざまなタイプの入れ歯を提供しています。
その中から5つの代表的な入れ歯をご紹介します。
各々のメリットとデメリット、審美性、使い心地、価格のバランスから最適の入れ歯をお選びください。
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代表的な入れ歯①
ノンクラスプデンチャー
料金[税抜]: 100,000円〜150,000円
メリット
バネには歯ぐきに近い色の素材を使っているため、目立たず、全体が自然に見えます。
デメリット
ある程度の厚みが必要となるため、患者様によっては違和感を覚える場合があります
金属を使わない、自然な仕上がり
ノンクラスプデンチャーは金具を使用しません。保険治療の入れ歯ではバネ(クラスプ)に金具を使うため痛みが出ることがありますが、ノンクラスプデンチャーは装着感がやさしく違和感が少ないのが特徴です。保険治療で用いるレジンというプラスチック素材と比べて汚れの付着が少なく、メンテナンスが簡単で、素材自体に弾力があるので丈夫です。 -
代表的な入れ歯②
ミリングデンチャー
料金[税抜]: 300,000円〜500,000円
メリット
バネがないため、入れ歯が目立ちません。入れ歯自体が動きにくいので、安定性に優れ、よく咬むことができます。
デメリット
かぶせ物を付ける歯を多く削る必要があります。また、緩くなったときに調整できない可能性があります。
機能性と審美性に優れ、フィット感の高い入れ歯
ミリングデンチャーは、残っている歯を加工して、入れ歯と連結させる部分入れ歯です。入れ歯はもちろん、それを固定する差し歯から設計し、患者様のお口の内部をトータルに考え、精密な技術で作り上げます。ズレにくくフィット感が高いミリングデンチャーは、本物の歯に近い咬み心地が得られます。また、一般的な入れ歯で使われるバネがないため、審美性に優れています。 -
代表的な入れ歯③
金属床デンチャー
料金: コバルトクロム 上・下各 250,000円
チタン 上・下各 350,000円
金(白金加金) 上・下各 450,000円メリット
薄くて違和感が少ないうえ、金属は熱伝導率が高いため、食べものや飲みものの温度が感じられて食事が美味しく味わえます。
デメリット
金属面は修理できないため、粘膜に合わなくなると床の部分を作り直す必要があります。
薄くて装着感が高く、抜群の使い心地
入れ歯を支える土台となり、歯ぐきや粘膜などの周辺組織を覆うものを「床」と呼びます。保険ではレジン(プラスチック)のみを用いますが、補強のための金属を加えたものが金属床デンチャーです。強度が高くて変形が起こりにくい上に、薄さと装着感に優れます。素材としてはコバルトクロム合金やチタン板などが使われますが、金やプラチナの含有量が多い貴金属を使うこともできます。 -
代表的な入れ歯④
コーヌスクローネ
料金[税抜]: 義歯 250,000円~450,000円
支台歯 1本 100,000円メリット
バネを使わないため審美性に優れ、バネよりも確実に固定されているため、入れ歯がズレにくくなっています。
デメリット
内冠をかぶせる土台となる歯を削る必要があります。
ズレにくく、自由に取り外しができる入れ歯です
急な力がかかっても茶筒の胴から蓋は外れませんが、ゆっくり力を加えると外せます。この原理を使った着脱可能な部分入れ歯が、コーヌスクローネです。土台となる歯に金属で内冠(茶筒の胴に当たる部分)を作り、入れ歯と一体化した金属製の外冠( 茶筒の蓋に当たる部分)をかぶせます。高い技術力が求められますが、入れ歯全体を小さく作ることができるため違和感を抑えられます。 -
代表的な入れ歯⑤
マグネットデンチャー
料金[税抜]: 義歯 250,000円~450,000円
支台歯 1本 50,000円メリット
バネや複雑な仕掛けなどがないため、簡単に脱着できてメンテナンスも容易です。磁力で強力に装着するため、入れ歯のガタツキや落下が起こりにくくなります。
デメリット
磁性金属を装着する歯は神経のない歯に限られます。神経が残っている場合は、それを抜く必要があります。
バネに頼らず、磁力で固定する入れ歯
バネを使うと異物感や違和感を感じてしまうことがありますが、マグネットデンチャーはバネの代わりに磁力で入れ歯を装着します。歯ぐきに残った歯根に磁石と相性のいい金属(キーパー)を取り付け、入れ歯に小型の磁石を埋め込みます。すると、入れ歯の磁石が歯根の金属と強力な磁力で引き合い固定します。磁気は外には漏れないため、ペースメーカーをお使いの方にも安心してご使用いただけます。
補綴歯科専門医による補綴治療
補綴歯科専門医とは
詰めもの・かぶせもの・入れ歯・インプラント・セラミックなどを使った審美修復、これらを総称して「補綴(ほてつ)」と呼びます。「補綴専門医」というのは、これらの治療を専門とする歯科医のことです。
「補綴専門医」になるためには、研修施設で5年間の研修を受けて専門的な補綴治療の知識と技量をマスターした上で、日本補綴歯科学会が実施する専門医の認定試験に合格する必要があります。さらに、5年以上の学会在籍、5年間で10回以上の学会出席、2編以上の論文発表、これらに加えて2回以上の学会発表という条件をクリアした上で、複数の審査官(各大学教授)の前で症例発表をして口頭試問を受けなくてはなりません。一度専門医の資格を取得しても5年ごとに更新が必要で、口頭試問こそ免除されますが、学会発表や論文発表、学会出席義務は継続します。開業医で5年ごとの更新を継続するのは至難と言えます。患者様の歯や歯肉がなんらかの理由で欠損し、治療が必要な場合には、これらの厳しい資格要件を満たし続けている補綴専門医が治療を行います。
補綴専門医は、患者様の機能・審美・噛み合わせ等を計算しながら、インプラント、クラウン、ブリッジ、ベニア、総義歯、部分義歯など様々なオプションを用いて口腔内の治療を行います。一般の歯科医師でも、これらの治療のいくつかを行う事ができますが、歯学部を卒業後、高度な臨床経験と専門医教育を受けた補綴専門医はこれらの治療に関するエキスパートです。近年、安全であるはずのインプラント治療のトラブルを耳にします。補綴専門医でない歯科医師でもインプラントなどの補綴治療ができ、インプラントは高額なので多くの歯科医が手がけます。しかし、インプラントをはじめとする難しい補綴治療は、やはり専門医にやってもらうべきだと思います。
その中でも、最も長い歴史があり、現在も多くの方に選ばれているのが「入れ歯治療」です。
「入れ歯治療」は、歯型を採取して入れ歯を製作し、調整を加えていくという手順で治療が進められるため、
患者様の身体への負担が小さい治療です。
入れ歯は、お口に合ったものを作るということも大切ですが、口腔内の状態は時間とともに変化していくので、定期的に入れ歯を調整する必要があります。自分に合わせて作ったはずの入れ歯が合わない、外れやすくなった、しっかり咬めないというお悩みがございましたら一度調整をご検討ください。藤井歯科医院では新しい入れ歯の製作だけでなく、これまでお使いの入れ歯や他院でお作りになった入れ歯の調整や修理も行っていますので、お困りのことがありましたら、お気軽にご相談いただけます。
● 誤嚥性肺炎
● 口臭の発生
● 入れ歯への歯石沈着
● 入れ歯が当たる部分が残った歯に虫歯や歯周病を引き起こす
入れ歯は健康保険適用で作ることもできれば、自費で作ることもできます。保険と自費で作る入れ歯の違いをしっかり理解して、自分に合った入れ歯作りのヒントとしてお役立てください。
保険の入れ歯 | 自費の入れ歯 | |
---|---|---|
素材・構造 | 制限がある (レジン床・金属バネ) |
さまざまな素材や構造から好きなものを選べる |
費用 | 安い | 高い |
治療期間 | 短い (早ければ1ヶ月で完成) |
長い (選んだ素材・構造による) |
審美性 | 見た目が不自然 | 自然で美しい |
使用感 | 慣れるまで違和感がある しっかり咬めない |
自分に合ったものができる 硬いものもしっかり咬める |
その中から5つの代表的な入れ歯をご紹介します。
各々のメリットとデメリット、審美性、使い心地、価格のバランスから最適の入れ歯をお選びください。
フィット感の高い入れ歯。
抜群の使い心地。
コバルトクロム 上・下各 250,000円
チタン 上・下各 350,000円
金(白金加金) 上・下各 450,000円
支台歯 1本 100,000円
支台歯 1本 50,000円
どうぞ安心しておまかせください。
詰めもの・かぶせもの・入れ歯・インプラント・セラミックなどを使った審美修復、これらを総称して「補綴(ほてつ)」と呼びます。「補綴専門医」というのは、これらの治療を専門とする歯科医のことです。
「補綴専門医」になるためには、研修施設で5年間の研修を受けて専門的な補綴治療の知識と技量をマスターした上で、日本補綴歯科学会が実施する専門医の認定試験に合格する必要があります。さらに、5年以上の学会在籍、5年間で10回以上の学会出席、2編以上の論文発表、これらに加えて2回以上の学会発表という条件をクリアした上で、複数の審査官(各大学教授)の前で症例発表をして口頭試問を受けなくてはなりません。一度専門医の資格を取得しても5年ごとに更新が必要で、口頭試問こそ免除されますが、学会発表や論文発表、学会出席義務は継続します。開業医で5年ごとの更新を継続するのは至難と言えます。患者様の歯や歯肉がなんらかの理由で欠損し、治療が必要な場合には、これらの厳しい資格要件を満たし続けている補綴専門医が治療を行います。
補綴専門医は、患者様の機能・審美・噛み合わせ等を計算しながら、インプラント、クラウン、ブリッジ、ベニア、総義歯、部分義歯など様々なオプションを用いて口腔内の治療を行います。一般の歯科医師でも、これらの治療のいくつかを行う事ができますが、歯学部を卒業後、高度な臨床経験と専門医教育を受けた補綴専門医はこれらの治療に関するエキスパートです。近年、安全であるはずのインプラント治療のトラブルを耳にします。補綴専門医でない歯科医師でもインプラントなどの補綴治療ができ、インプラントは高額なので多くの歯科医が手がけます。しかし、インプラントをはじめとする難しい補綴治療は、やはり専門医にやってもらうべきだと思います。